第4回滋賀芸術学舎展覧会「Rolling Egg Vol.2」の様子

第4回滋賀芸術学舎展覧会「Rolling Egg Vol.2」の様子のご報告です
お待たせいたしました
2011年6月16日から19日まで、前回に続いて成安造形大学内BSギャラリーにて、開催
させていただきました。展覧会にて展示させていただいた作品をご紹介させていただきます。
展覧会は12時から18時（最終日は10時から18時）の4日間、雨の日もございましたが、学内外の
800名以上の方々に御高覧いただきました。
たくさんの方々にあたたかいご意見等賜りました、ありがとうございました。

展覧会全体の展示風景はこちらでご覧いただけます。
また、展覧会出展のために制作している制作風景の一部はこちらでご覧下さい。
前回の展覧会（第3回の展覧会）の様子はこちら。

今回の展覧会のテーマは「芸術家へのオマージュ」。5歳から64歳までの方々48名の作品を展示。
それぞれにリスペクトする作家や作品などをキャプションで展示しました。

会場入り口から順のご紹介です。

わかくさクラス
わかくさクラスは、八つ切り大に、数回かけて、好きな作品を選んで模写しました。
以下、（制作者制作時の年齢、リスペクトした作家と作品、その制作年、の順）
画像左：10歳、アルフォンス・マリア・ミュシャ「つたと月桂樹」　1901年
画像右：10歳、クロード・モネ「アルジャントゥーユの橋」　1874年

画像左：10歳、速水御舟「牡丹写生画巻」　1926年

画像左：10歳、レオナルド・ダ・ヴィンチ　「モナリザ」1503~1506年
画像右：10歳、高橋由一「鮭」　1877年

画像左：10歳、ファン・バウティスタ・エスピノーサ「果実」　1630年 頃
画像右：10歳、ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット「アルンハイムの領土」　1962年

画像左：11歳、マウリッツ・コルネリス・エッシャー「Relativity（相対性）」　1960年頃
画像右：11歳、エドガー・ドガ「踊りの花形」　1878年 頃

画像左：12歳、歌川広重　「名所江戸百景　ーびくにはし雪中ー」　１858年
画像右：13歳、伊藤若冲「旭日雄鶏図」　17５0年頃

わかくさクラス展示風景一覧


やまぶきクラス
やまぶきクラスは、八つ切り大の両面に数回かけて制作しました。
片面（以下画像左）は好きな作家の作品を模写、もう片面（以下画像右）はそこからイメージした
世界（肖像画の後ろ姿や、風景画の向こうの景色など）。
以下、（制作者制作時の年齢、イメージ画の作品タイトル、リスペクトした作家と作品、の順）

6歳、「わたしのへや」、フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルの部屋」1888年

9歳、「もりのむこう」、アルフレッド・シスレー「セーヌ河畔の村」1872年

6歳、「わたしのあさごはん」、ラウル・デュフィ「静物」1941年

7歳、「あわがおカフェ」、二代目　歌川広重「新撰花鳥尽　ーあさがおにかわらひわー」1850年代

8歳、「レースをあみおえた女」、ヨハネス・フェルメール「レースを編む女」1669~1670年 頃

5歳、「かまきりたちのひまわり」、フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」1888年

8歳、「お家にお花をかざる」、アルフォンス・ミュシャ「装飾資料集」ー図26の習作ー1902年

9歳、「AYAKO WORLD」、アルフォンス・マリア・ミュシャ「黄道十二宮」1887年

8歳、「ひがしのふじにしのふじ」、歌川広重「富士三六景ー東海道下り不二ー」1858年、
「近江八景ー瀬田の夕照ー」1834年

8歳、「はるのころ」、東山魁夷　「花明り」1968年

6歳、「おんがくかのそうぞう」、レオナルド・ダ・ヴィンチ「音楽家の肖像」　1490年

7歳、「どうぶつのはな」、オディロン・ルドン「ペルシャ花瓶に入った花束」　1910年

7歳、「モンスターボタン」、ホルスト・ヤンセン「ボタンの仲間」　1979年

7歳、「そらのとり」、ジョルジュ・ブラック「黒い鳥」1961年

6歳、「わたしのだいじなたな」、エドガー・ドガ「楽屋の踊り子」1879 年

5歳、「かぞくのへや」、ジャスパー・ジョーンズ「標的」1960年

9歳、「髪の中身」、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
バーバラ・クラフトによる肖像画（1819年、モーツァルトの死後に想像で描かれた）

6歳、「ゆうやけのとり」、二代目　歌川広重「桜に百舌鳥」1850年代

6歳、「ねったいぎょ」、アンリ・マティス「金魚」1912年

6歳、「いってみたいこうえん」ワリシー・カンディンスキー「サン＝クルーの公園（樹間）」1930年

7歳、「きらきらファッションショー」、ワリシー・カンディンスキー「第16場のためのデザイン」　1930年

7歳、「わたしのへや」、アンリ・マティス「中国花瓶に挿したアネモネ」1922年

やまぶきクラス展示風景一覧（校舎側からの様子）


あいクラス卒業生・作家・講師
以下、（（作家は）氏名、制作者制作時の年齢、リスペクトした作家と作品、その制作年、の順）

画像左：あいクラス卒業生（64）、「硬質の足は柔らかい」、サルバドール・ダリ
「燃えるキリン」1936-1937年　
画像右：辻中進（57）、「作品 ー No.０６／２０１１」、李禹煥　シリーズ「点より」「線より」等1977年

画像左：荒島智子（38）、「cheap imitation?」、ジョン・ケージ　cheap imitation2007年発売アルバム 　
画像右：松村晃泰　(37)、「星屑の街」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」1960年頃

画像左：立岡朋匡（39）、「星の音楽会　ー魔奏者のカノンー」、ニコロ・パガニーニ
画像右：城戸みゆき（39）、「親密（closeness)」、アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー
「豹に襲われる黒人」

画像左：もりみなお（33）、「招き猫のお月謝袋」、ディック・ブルーナ　シリーズ「ナインチェ・プラウス」
画像右：安本直美（30）、「marriage dall（マリッジドール）」、リサ・ラーソン　「Lion-ライオン」2011年

画像左：東端哉子（39）、「ちさの花模様」、芹沢銈介　いろは文字、文帯字
画像右：村田翔子（27）、「無題」、荒井良二「たいようオルガン」

画像左：一柳綾乃（29）、「無題」、鈴木理策
画像右：田村真阿（33）、「無題」、ワリシー・カンディンスキー　コンポジションⅧ 1923年

画像左：あいクラス卒業生 (18)、「無題」、パウル・クレー「蛾の踊り」1923 年
画像右：あいクラス卒業生(18)、「life」、岸和郎　「KIT HOUSE」2010 年 　


水彩画クラス
57歳、「にわか雨」、アンリ・ルソー「蛇使いの女」1907年、
歌川広重「東海道五十三次 庄野 白雨」1833頃、エドヴァルド・ムンク「叫び」1893年　　


わかくさクラス模写作品11作と、やまぶきクラスの模写とイメージ画セットの作品22作、
アニメーション作品12作、
その他、テーマには沿わないものではありますが日頃の制作の平面、立体作品集多数や、
アニメ作品は7作も同時に展示させていただきました。

今回の展覧会は、前回に続いて、ギャラリーを使用させていただきました、成安造形大学さまはじめ、
ポスターや案内状などのデザイン等では電通さまに、制作用絵の具は株式会社サクラクレパスさまにご協力
いただきました、ありがとうございました。
また、搬入搬出でも、お手伝いいただきました、ありがとうございました。

みなさまのおかげで、無事会期を終えました。心より感謝申し上げます。